【広尾の10坪店舗】広尾から「ナッツ」の魅力を広める。 “マーケット思考”と“取材力”でブレイク! NUTS TOKYO の音仲さんにインタビュー!

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10坪の可能性を信じ、挑戦している方のお話を聞く「10坪ストーリー」。

今回は、雑誌編集者から転身、人気ナッツ専門店を展開している、音仲さんにお話を伺いました。

 

-これまでのご経歴を教えてください!

新卒から教科書の出版社で編集者を3年経験したのち、雑誌の出版社に転職し、美容を中心に料理やインタビュー、ファッションページなどいろいろなジャンルの編集をしていました。意外な経歴に思われますが、昔からずっと変わらないのは、「食べることが好きってことで笑」。

幼稚園児のころから、「料理の鉄人」を見て「たいへんおいしゅうございます」なんて岸朝子さんの真似をしていたり笑、料理やグルメ情報誌を読むのが好きだったり…。

当時は料理をする側ではなく、そうした、“ワクワク”するような、食のコンテンツをつくる側になりたいという想いが大学に入ってから強まり、編集者を目指すようになっていました。

だから、ずっと憧れだった料理ページの編集担当になれたときは、ほんとうに嬉しかったです。

撮影などの現場でフードコーディネーターさんや料理研究家の方などと仕事をしながら、「なるほど、食の仕事って、こういうことなのか」と、様子を垣間見ていました。

編集者は、誌面の企画·構成は一からつくりますが、 料理ページの場合、それを表現するのは料理家やフードコーディネーターの方。時には企画の良し悪しを左右することも。

一度自分の手を離れてしまうことにもどかしさもあって、「自分が理想とするページを表現できるようになりたい!」と思い、フードコーディネーターになるために会社を辞める決意をしたんです。

 

-オーナーからの突然のオファー。なぜ、ナッツだったのか?

退職してからは、食の専門学校に通いながら、フリーランスのライターをとして活動していました。当初はライターの仕事だけでは食べていけるとは思っていなかったので、食の分野を知るためにもと、友人の紹介で広尾のイタリアン·レストランで調理補助やPRのアルバイトもスタート。オーナーの応援もあって、勉強と個人の仕事を両立できる形で、社員として働くことになりました。そんな中で、レストランのシェフが退職するという話になり、お店自体がどうなるかという状況に見舞われることになります…。

2016年ころだったかな。そのころには学校も卒業し、フードコーディネーターとライターの仕事を両立して、独立するときの夢だった「誌面の企画と料理のコーディネート」を仕事として実現していました。そんなときにオーナーから「じゃあ、このお店で次に何かやってみない?」という話になり…。人生、急展開です笑。

お店を任されるとしても、経験もなければもちろんアイディアも当初はありませんでした。

ただ、イタリアンとしてやっていくには、近隣には競合店が多く、これまでと同じ業態を続けても難しいのかなと感じて…。いろんな方に新しいお店のアイディアをいただきながら、最初はピンとくるものがなくて。

そんなとき、健康に精通している方との会話の中で、「ナッツ、いいんじゃない?」とポロっとアイディアが出てきて、初めて「これだ!!」とビビッときたんです。

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もともと美容ページ担当の編集者として、健康や美容にナッツが良いという認識はありましたし、そのころテレビではお医者さんなどが「ナッツは体に良い」と紹介していました。

極めつけに、かつては「乾き物」コーナーにしかなかったナッツが、ヘルシー志向のコンビニで、“美容感度の高い食品”として、ナッツを扱う店舗が一部ですが出てきた時期でした。

コンビニでも扱う、ということは、意識が高い人だけではなく、大衆にとってもニーズのあるものになる、と確信したんです。

さらに、広尾界隈にはフレッシュなジュースを出すお店が数軒並んでいて、ナチュラル、オーガニックといった商品を売りにしたお店が繁盛していました。

また、広尾は大使館も多く、日本人よりもナッツに身近な外国人のお客さんも多い。オーガニック大国のアメリカ·カリフォルニアではナッツの量り売り店が多く、日常生活に欠かせないものだから、ニーズはあるという想いは強まりました。「それなら、広尾からナッツを発信してみよう」と。

もともと、「ナッツが売りたい」という気持ちだったわけではなく、広尾という立地で何がお客さんに受けるかという、“マーケット思考”で、ナッツトーキョーを立ち上げることになったんです。

 

-商品をナッツと決めてからの創意工夫

ナッツで勝負すると決めてからは、世の中に出ているさまざまなナッツ製品をリサーチするところから始まりました。そうすると、案外、“精製された砂糖”や“体にとって不自然なもの”が入っている製品が多いことに気づきました。多くの方が、からだのことを思ってナッツを食べているだろうに、これでは、むしろからだに良くないのでは?と、疑問に思ったんです。

一方で、からだにいいものって、青汁のCMではないけど、おいしくないイメージがあります。おいしくないけど、からだにいいから我慢して食べる、みたいな。

こうした概念を変えて、“おいしさ”と“からだへの思いやり”を両立させたいと思ったんです。

そうと決めたら、やることは明確。

おいしくて、見栄えがいいだけではなく、からだに負担になるものを入れるのは止めようだとか、判断基準と商品コンセプトが決まりました。

 

-メニューづくりの秘訣はありますか?

開店当初から、フレーバーナッツが看板製品なのですが、当時、フレーバーナッツのレシピで参考になるものはなかったし、からだへのおもいやりを考えると、どうしても使える調味料が限られるので、どう味をなじませるか、ものすごく苦戦しましたね。味がなじんでおいしくできても、ベタベタして食べにくかったり…。手軽に味を決められて、品質も安定させられる化学調味料ってすごいな、と皮肉にも痛感しました笑。

前例がないことを、経験のない私ができるなんて、当初から応援してくれていたオーナーや立ち上げメンバー以外はだれも思っていなかったと思います。実際、私が「ナッツのお店をやる」と言っても、当時は鼻で笑われたり、否定的な意見ばかりでしたから。

知識も経験もない、そんな自分を認めて、できるだけ多くのオーガニックや健康に精通している人に会って、話を伺い、いろんなお店を食べ歩きました。それが今のメニューづくりに活きています。これは編集やライターの仕事で培った取材力も活きているのかな。

あと私が大事にしているのは、調味料自体の味や品質だけではなく、なるべく生産者やオーナーの方に直接会って、その売り物の良さを直に聞くことです。

そんな中で、ココナッツシュガーひとつとっても、メーカーによって全然、味が違うことを知ったり、濃厚でコクのある“アボカド”の生蜂蜜や、カスタードのような甘さの“ワイルドフラワーの生蜂蜜”に出合い、花によってこんなにも味わいが多彩なのかと知ったり。ものが良くても、販路がなくて埋もれてしまっているものは少なくありません。こうした発見を、ナッツを通じて世の中に広めていきたいという想いもあるんです。

人とのご縁を、店舗で反映させていければと思っています。

また、メニューづくりとは少し違いますが、nuts tokyoでは、スタッフとお客さんとの対面でのコミュニケーションを大切にしています。「これいいですよ」という表面的な話でなく、この商品の内容や意図を、雑談を通じて知ってもらう。そんなお客さんとの会話からも新たなメニューが生まれるかもしれません。

 

-これから独立する人へのメッセージ

華やかにオープンしてもいずれ廃れる店というのは、流行に乗じて本質は後回しの製品だったり、コンセプトに迷いが生じてしまったりするからなのかなと思います。なので、しっかりこだわりをもつことが大切なのかな。私もそこを意識して、ブレずに商品づくりをしていこうと考えています。

次に、立地の重要性でしょうか。

nuts tokyoは、広尾という場所ありきでナッツをすることにしました。それが客層とハマったのが幸運でした。これが他の場所だったら違う結果が出ていたかもしれません。

立地、地域性、客層は絶対に意識するべきだと思います。

あとは、商品の質を追求すると同時に、製品や店舗の“見せ方”も考えることでしょうか。「この店なんだろう?」と興味づけできるような店の空間や商品名などは意識するといいかもしれません。

これは、SNS時代の現代には切っても切り離せない感覚だと思います。

「インスタ映え」なんて言葉がありますが、いまこれは無視できないですよね。

nuts tokyoは、これまでに50件ほどの媒体に取り上げてもらっていますが、きっかけのひとつとしてSNSは大きいです。

「来たくなる、撮りたくなる、そこにいる自分が素敵」と思えるような製品の見せ方やお店の空間づくりは、ナッツ自体に興味のない方にも来てもらえるきっかけになっていると思います。お客さんに楽しんでもらって、写真を撮ってもらって、なおかつ拡散してもらえる影響力を実感しています。

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-ありがとうございました!

行動力に驚きました!
繋がりたいと思った方に対して1人でもどんどんそのコミュ二ティにアプローチをかけて行く。また女性目線で作られた店舗が内装、家具 、小物、外観部分全てが可愛くて思わず写真を撮りたくなるものでした。
フェスに参加してるお忙しい中ありがとうございました!お土産にいただいたナッツも最高に美味しかったです!

 

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【※取材店舗情報※】

店舗名: NUTS TOKYO (ナッツトーキョー)

住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾5丁目1-20七星舎ビル1F

   (広尾商店街のつきあたり)

プロデューサー·PR·GM:音仲 紗良

営業時間:10:30~20:00

電話番号:03-3442-1518

定休日:不定休

http://nutstokyo.jp/

 

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Shota Fujii