【六本木の10坪店舗<路面店>】 「地元・高知の美味しい食材を食べていただきたい!」高知県観光特使もつとめる「土佐しらす食堂 二万匹」のオーナー・岩本さんにインタビュー!

10坪の可能性を信じ、挑戦している方のお話を聞く「10坪ストーリー」。今回は、しらす専門店「土佐しらす食堂 二万匹」を2020年、六本木にオープンした、高知県の観光特使・岩本さんにお話をうかがいました。

 

■外国人に気づかされた、日本の良さ。高知の魅力

 

バックパッカーとして旅をしながら、海外の飲食店でアルバイトをしていたころです。

私よりも外国人の方のほうが、よっぽど日本のことをよく知っていることに驚いて、「これは、まずい」と気づかされました。上京後は友達のイベントのお手伝いをしたり、そのときの人のご縁で銀座にあるビストロに就職し、そのお店には約10年間お世話になりました。

昔から高知への地元愛が強かったんですが、銀座で仕事をしているときのお客さまの推薦もあって、イチ飲食店従業員だったわたしが、高知県の観光特使に指名されたんです。

 特使の使命感に燃えて高知のPR活動をやっていたころ、しらすの製造販売をしていた高知の親戚から、「東京の展示会に出展するから食べに来ないか?」」と言われて、そのときはじめて、しらすを食べたんです。これが、めちゃくちゃ美味しくて、「これは、東京の方にも食べてもらわなきゃ!」と心の中でなにかが燃えるのを感じました。

■ノウハウゼロで始めた、間借り開業

 

開業ノウハウは、ほぼゼロ。

でも、もし自分に武器があるとしたら飲食業としての経験。そしてキーワードをワイン、高知、しらす……など挙げてみて、トキメキの方向、なぜわたしがそれをするのか?やりたいのか?というストーリーを、並べたキーワードを元につくり、始めるなら「しらすや」だな、という結論にいたりました。

そんな風にあれこれ考えていた頃、知り合いに誘われて、たまたま四谷・荒木町のワインバーに行き、お店の方とおしゃべりをいたら、「週に一日でもいいからお店をやってみたら?」というお話をいただいたので、願ったり叶ったりですぐに決断して、「しらすや」を始めたんです。

もともと半年限定のお約束で始めたお店でしたが、お店を閉める3日前には図々しくもテレビの取材も受けました。ふつうありえないですよね(笑)閉店がまもなくで、次にしらすをどこで広めようか、お店をどこにしようかなどなど試行錯誤して、現在の六本木のお店の開業へと続きます。

 

‐岩本さん、取材のご協力、ありがとうございました! 

 

開業エリアに地縁のあるところを選ぶというのはよく聞きますが、仕入れ先(岩本さんの場合は高知県の観光特使、ご親戚がしらす関連のお仕事)に地縁があるというのは見逃せないポイントかなと感じました。

「売れる何かを探す」のも大切ですが、思い入れのあるものを世の中に広めたいという気持ちは、モチベーションにもつながりますよね。

後編は物件選びやお店のこだわりのお話に!

【※取材店舗情報※】

店舗名:土佐しらす食堂 二万匹

住所:東京都港区六本木7-10-30第2清水ビル1F

電話番号:03-6455-4761

※FBメッセージで予約を受け付けています。

営業時間:16:30〜23:00

定休日:日曜日・祝日

<食べログ>

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13242968/

kazuki nishiyama