【ダガヤサンドウの10坪店舗 (路面店) 】北参道と千駄ヶ谷を中心としたエリア「ダガヤサンドウ」で、8坪の焼鳥と蕎麦の立ち呑み屋「鳥逢酢」をスタートした林田さんにインタビュー〈前編〉

10坪の可能性を信じ、挑戦している方のお話を聞く「10坪ストーリー」。

今回は、大阪の飲食店経営会社から2年前に独立、ソフトクリーム専門店などもプロデュースする林田さんにお話をうかがいました。

◆新鮮な鶏肉と、関西風そばをこの場所に根付かせたい

新鮮な鶏や食材を、気軽にスタンド・スタイルで楽しめるお店を目指しています。朝、絞めたばかりの新鮮な鶏肉が店に届くことにこだわって、もも肉、ささみ、レバーは軽くサッとあぶるだけ。

そばは、北海道の無農薬、オーガニックのそばの実を使い、だしは最後の一滴まで飲めることをテーマにしています。東京のそばはちょっと濃いので麺だけ食べて終わりがちですよね。関西にはそばやうどんは、だしを最後まで楽しむ文化がある、そんな文化がここでも根付けばいいな、と思っています。

最後の一滴まで楽しんでいただけるよう、一昼夜漬けこんだ昆布でだしをとり、塩は極力おさえて京都風のあっさりとした味にしています。

◆千駄ヶ谷の「8坪」を選んだ理由は、いい気が流れているから

当初は、大阪で物件を探しましたが、千駄ヶ谷に事務所を構える友人の紹介でいまの物件に出会いました。

自分にとって地の利のない場所でしたが、グーグルマップを見て、御苑と明治神宮の間に位置し、くぼみや坂があってパワースポット的なスピリチュアルな雰囲気を感じたんですよね。「いい気が流れているな」と。最後は、直観を信じてここに決めました。

とはいえ感覚だけを信じたわけではなく、投資の回収も8坪程度ならば、なんとかなるだろうという見込みもあって。前職の経験から言えば、投資の回収期間は3~5年が一般的ですが、8坪なら初期費用が抑えられるので1年くらいで回収できると考えたんです。

◆オープンして1か月。いま気にかけていること

この物件は、以前も飲食店だったので、そのときの常連さんが変わらず来てくれて、お客さんは現在、ほぼ常連さんで埋まっています。ありがたいですよね。新規のお客さんもリピート率が90%くらいで、日に日に常連さんが増えている状況です。

リピーターの獲得には、とくに気を配っていることがあって、「元気よく挨拶する」「お客さんの名前を覚えて、名前で呼びかける」ことを意識しています。

カウンター商売なので自分も調理しながらお客さんと話しができますし、アルバイト・スタッフもだんだん声が出てくるようになって、楽しくやっている毎日です。

それと、もうひとつ、某雑誌の取材でも目に留めてもらった工夫もあります。これはインタビューの後編でお伝えしますね。

◆居抜きの8坪。そのメリット・デメリット

居抜きは投資コストが格段に安いのが、なによりのメリットですよね。新規開業ならどうしても設備の工事代、設計費が重くのしかかってきます。それが8坪(小規模)であれば、不動産の取得を含めて投資コストが低く抑えられる。

デメリットでいうと、お客さんはどうしても前の店の印象や評判に影響を受けます。当店はいい常連さんに恵まれたので、メリットの方に転がったんですが、前のお店のイメージには気をつけたほうがいいかもしれません。

それと、調理場や収納のスペースが限られるので、提供するメニューも限定されます。いろいろなバリエーションのメニューを出したいという方ではもの足りないかもですね。

ただ、これは「この料理を出したい」「こんなサービスがしたい」と明確なら、それほど問題にはならないと思います。

‐林田さん、取材のご協力、ありがとうございました! 

地の利のない土地で開業を決めた理由や、居抜き物件を選ぶ際の視点、とても興味深かったです。

次回記事では、投資回収の考え方と、某雑誌の取材でも取り上げられた集客のへのこだわりをお聞きします!

【※取材店舗情報※】

店名:焼鳥と蕎麦 鳥逢酢(とりあえず)千駄ヶ谷店

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-32-7

ジャンル:焼き鳥、そば(蕎麦)

営業時間:月~金 11:30~14:00

     月~金・土 17:00~23:00

席数:不明

定休日:日曜日・祝日

所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-32-7

予約・問い合わせ 03-6384-5878

お店のHP: https://www.instagram.com/toriaezu_sendagaya/

<食べログ>

https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13241158/

 
 
中城 真介